サステナビリティ

Sustainability

サステナビリティ方針

TOKIUMは「未来へつながる時を生む」という志のもと、
「無駄な時間を減らして豊かな時間を創る会社になる」というビジョンを掲げております。

支出管理プラットフォーム「TOKIUM」は、企業のアナログな間接業務を抜本的に削減し、
支出最適化、予算管理、あるいはサステナブルな事業創造等、企業のコア業務に経営リソースを集中する支援を行っております。

TOKIUMは、サステナビリティに係る方針・活動内容の積極的な開示に努めるとともに、
ステークホルダーの理解・協力のもと、事業活動を通して持続可能な社会の実現に向け取組んでまいります。

トップメッセージ

「未来へつながる時を生む」という志のもと、TOKIUMは2012年に創業しました。
自分がどう使うのか決定権を持った時間を最大化することで革命と呼べるほどのインパクトを起こしたいと考えています。 
人や会社が将来こうなりたいと描く未来へつながる活動を増やせば、持続可能な社会の実現に寄与できると考えています。

まだまだインフラと呼ばれる存在としては、1ページ目をめくった所ですが、事業成長を通じて、持続可能な社会の実現に大きな影響を与えるべく社員一同取り組んでまいります。

環境

Environment

TOKIUMは地球環境における様々なリスクの中でも、紙資源の継続的かつ大量消費を背景としたGHG(温室効果ガス)の排出増大による気候変動リスク、森林資源の枯渇リスク、それに伴う土砂災害等のリスクに着目しております。日本は世界第三位の紙資源消費国であり、年間消費量は約2.3万t(※1)、紙資源の消費によるGHG排出量は約3,500tに上ります。
TOKIUMは、「TOKIUMインボイス」「TOKIUM経費精算」をはじめとする各種サービスの提供により業種・規模を問わず企業のDX・ペーパーレス化を推進することで、紙資源の消費量低減・森林資源の保全に寄与したいと考えております。内部プロセスにおいても、省エネ・資源のリサイクル・GHGの測定・削減などに取り組んでまいります。これら事業活動を通して、社会全体でのカーボンニュートラル達成に貢献したいと考えております。

(※1)日本製紙連合会(2020)「製紙産業の現状」より

主な取り組み

ペーパーレス化支援

TOKIUMは社内稟議、経費精算、契約締結などの業務をクラウド上で行なうことにより、ヒトやモノの移動、紙資源の消費削減に取り組んでおります。

物理的リスク緩和

社内業務システムの大半に拡張性・信頼性が確保されたクラウドサービスを採用することで、気候変動・災害等によるデータ消失リスク低減を行っております。

CO2排出量削減

再生エネルギーを活用したクラウドサービスの採用、石灰石を用いた新素材の名刺への採用等、サプライチェーン全体で環境配慮に努めております。

TOKIUMは今後も電力・サーバー利用の効率化・最適化などに取り組むことにより温室効果ガス排出量を削減し、気候変動への影響緩和に寄与するような脱炭素経営を実践していきます。

社会

Society

人権に対する基本方針

人権は世界における自由、正義、平和の基礎であり、人権の尊重および人権問題への企業の主体的な取り組みが求められております。TOKIUMでは役員・従業員ともに企業活動に関わる全てのステークホルダーの人権尊重について理解を深め、人権や労働に関する国内法に加えて国際法および国際合意に基づいて人権規範を遵守し、人権が尊重される社会の実現を目指します。

労働安全衛生・メンタルヘルスの方針

基本的な考え方

TOKIUMでは、全ての従業員が心身ともに健康かつ生産性高く働き、高い目標に挑戦し成長を実感できる職場環境でありたいと考えております。また、法令に定める衛生委員会を設置の上、産業医・衛生管理者による職場巡視を実施し、安全衛生上の問題点の早期把握と改善に取り組んでおります。

主な取り組み

相談窓口の設置

職場環境の改善を目的とした「目安箱」、職務・職場・健康に関する相談先「労務相談窓口」、開示に心理的障壁が高い内容の相談先「匿名相談窓口」を設けております。目的や深刻度に応じて複数の相談先を設置することにより、労働安全衛生の保全に努めております。

ストレスチェック

法令に定めるストレスチェックを定期的に実施しており、導入時より受検率は100%を維持しております。また、従業員は本人希望により毎月ストレスチェックを行うことができます。ストレスチェックの結果は産業医が確認し、高ストレスと判定された従業員へは産業医面談を案内することで安全衛生上の問題点の早期把握に努めております。

過重労働対策

従業員による申告式の勤怠管理システムに加え、PCログトラッキングシステムを併用することで、ハイブリッドワーク下でも過重労働の把握・健康障害の発生リスク低減に努めております。また、週次経営会議において超過労働の予想時間を報告し、36協定を遵守する体制を整備しております。

産業医講話の実施

月に一回、衛生管理に関わるセミナーを衛生委員会内で実施しており、重要だと判断したセミナーの内容については全社に周知し、従業員の健康意識向上を図っております。

人材の育成・活躍推進の取り組み

基本的な考え方

TOKIUMの急速な事業成長は、在籍している全ての従業員の努力・成長・活躍に支えられております。人材は今後も持続的な事業成長を実現していく上で最も重要な経営資源であり、TOKIUMにおける全ての従業員が活躍できる機会の創出、成長意欲を維持・向上できる環境の整備に取り組んでまいります。

主な取り組み

従業員エンゲージメント向上の取り組み

従業員間の交流促進

TOKIUMは社内交流の活発化を目的に、部門内あるいは部門横断のイベントに対して一部費用負担を行っております。一例として歓送迎会・シャッフルランチ・部活動等が挙げられ、これら施策により部門内外での柔軟な意見交換や従業員間ネットワークを強化し、組織の硬直化を防ぎ業務品質向上に資することを企図しております。

VALUEワークショップの開催

四半期ごとにVALUEワークショップを開催し、部署・役職を問わずTOKIUMのVALUEを中心に議論する場を設けております。業務を行う上での価値観を共有しベクトルを合わせられるほか、新入社員にとっては会社あるいは仲間について理解を深められる重要な機会です。

1on1の実施

TOKIUMでは各従業員への業務面・コンディション面・キャリア面等の個別最適支援を目的として、1on1をはじめとするコミュニケーションの機会を設けております。代表および人事担当による入社後1on1・ランチ会のほか、全部署でリーダー・メンバー間での1on1を毎月実施することで、一人ひとりに合わせた効果的な成長促進に努めております。

表彰制度

VALUEを体現しているメンバーをストーリーと共に紹介・表彰する「マイバリュー賞」を毎日朝会で実施しています。また、四半期ごとに最もVALUEを体現した社員を選出する「MVP」、未来へつながる時を生むべく、果敢に挑戦した社員を表彰する「社長賞」などを実施し、メンバーの成長意欲向上に取り組んでおります。

人材の育成への取り組み

新たに入社した従業員の早期活躍に取り組んでおり、対象者の業務経験により1〜4週間の入社時研修を実施しております。研修では社会人としての一般教養・社内の業務プロセスのほか、会計ファイナンスやプログラミング等、事業環境に即して広範な知識の習得を企図した内容を包含しております。また、従業員の業務スキル・生産性の向上を目的として、書籍購入・外部研修受講の補助を行っております。

データプライバシーと情報セキュリティ

基本的な考え方

TOKIUMでは、保有する全ての情報資産の保護と適切な管理のため、経営・情報システム部を中心に情報セキュリティマネジメントシステム体制を整備しており、リスク分析に基づくセキュリティ対策を行うことで継続的な情報セキュリティ水準向上に努めております。

主な取り組み

人的、組織的セキュリティ対策

従業員の入社時および年に一度、情報セキュリティ研修を実施しており、全社的な情報セキュリティリテラシーの向上に努めております。また、インシデント発生時の対応フローを定め二次的な被害拡大を抑止しているほか、発生事象を次回セキュリティ研修時の題材とすることで注意喚起・再発防止を行っております。

第三者機関認証の取得

プライバシーマーク

プライバシーマークは、事業者における個人情報の取扱いを評価する認定制度です。TOKIUMは2015年に認定され、以降継続的に更新しております。

ISMS認証(ISO/IEC27001)

ISMSは、情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際標準規格です。TOKIUMは2018年に認証を取得し、以降継続的に更新しております。

SOC1 Type2レポート

SOC1保証報告書とは、米国公認会計士協会(AICPA)が定めた基準であるSSAE18(旧SSAE16、SAS70)に基づき、アウトソーシング事業者(受託会社)が委託されている業務の中で財務報告に係る内部統制を対象として外部監査人が第三者の立場から評価したものです。財務諸表に係る重要な虚偽表示のリスク評価等に利用されております。
求めるセキュリティレベルが高い顧客にも安心してご導入いただける証左となるほか、顧客企業での会計監査において個別のシステム監査が不要となる点で重要なレポートです。
TOKIUMは2021年にSOC1 Type1レポートを取得しました。また2022年にSOC1 Type2レポートを取得しております。

情報漏えい対策

第三者機関による脆弱性診断

TOKIUMの提供するWebサービスに対し、年に一度以上、セキュリティの専門家による第三者診断を実施し、脆弱性の未然検知に努めております。診断によって報告された脆弱性に対しては適切なセキュリティアップデートを施すことで、セキュリティ水準を維持・向上しております。

通信の暗号化

サービスにおける情報の送受信には、SSL/TSLを用いた通信を行うことで、情報の盗用・改ざんを防止しております。

不正アクセスや過剰アクセスの防止策

WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の導入により、不正・過剰なアクセスを防止しております。また、24時間365日の継続的な監視により、脅威となりうるアクセスや異常動作の早期検知に努めております。

高可用性の確保

TOKIUMの提供するWebサービスが動作するサーバーは、複数のデータセンター拠点に分散させる等の冗長化を図ることで、特定のサーバー・データセンターの障害発生時においても、サービス停止時間を最少となるよう努めております。

文書・データ保全への取り組み

複数拠点でのバックアップ体制

文書の受領・処理に係る拠点を東京・千葉・徳島にもっているため、特定の拠点が何らかの理由で稼働困難となった場合においても他拠点においてバックアップが可能です。

セキュアな環境下での文書受領・処理

TOKIUMのオペレーション拠点においては、入退室管理・防犯カメラによる監視・文書紛失防止対策を徹底しております。また、同様の水準を満たす委託先を選定し、継続的にセキュリティ水準の確認・監査を実施しております。

お預かりしたデータの秘匿化対応

文書データ化のプロセスにおいて、文書のうち個社名等が記載された部分に対し秘匿化処理(マスキング)を施すことで、オペレータのデータ入力時における情報漏えいリスクを低減しております。

文書保管品質の担保

データ化完了後の文書原本は、提携している文書保管専用倉庫にて、適切な温湿度管理の下、保管しております。

ガバナンス

Governance

ガバナンスに対する基本方針

TOKIUMは、企業価値の向上と社会への貢献を持続的に両立することで全てのステークホルダーからの信頼を継続的に積み重ねることが重要と考えており、公明正大かつ長期的な視点にたちコーポレートガバナンス体制の強化に努めてまいります。

コーポレート・ガバナンス体制

常勤取締役4名・独立社外取締役1名からなる取締役会、常勤監査役1名・社外監査役2名からなる監査役会を設置しております。社外取締役・監査役には、経営・法律・会計税務・内部統制・業界知見を有する者を選任し、経営の健全性・透明性の向上に努めております。

月例の定時取締役会に加え、必要に応じて臨時取締役会を実施し、各管掌部門の報告のほか、法定および決裁権限規定に基づく必要事項・その他経営上重要な事項を議論・決議しております。

役員報酬

報酬決定プロセス

取締役の報酬決定プロセスの透明性と客観性の向上を図るため、取締役会の諮問委員会として、社外取締役を委員長とする任意の報酬委員会を開催しております。報酬委員会で各取締役の報酬について審議し、審議結果に基づき代表取締役が決定しております。今後は取締役会での決議事項として取り扱う予定です。

報酬決定の基本方針

取締役の報酬は各職責のおける過年度実績および市場動向を踏まえた適正な水準にすることを基本的な方針とし、固定金銭報酬としての基本報酬と企業の持続的価値向上を図る中長期インセンティブとしての株式報酬(株価条件付ストックオプション)で構成しております。

コンプライアンス

基本的な考え方

TOKIUMでは全ての役員・従業員が法令等を遵守することはもとより、高い倫理観に基づく適正かつ責任のある事業活動を行うことを基本方針として掲げております。

主な取り組み

リスクコンプライアンス委員会の設置

代表取締役を統括責任者とするリスクコンプライアンス委員会を四半期に一度実施し、事業活動において広くコンプライアンス面のリスクの発見・対策検討の機会としています。発見されたリスク事項は、必要に応じて各部門・Board会議・監査役会に共有され、対策を促します。

腐敗・贈収賄防止方針

TOKIUMは、あらゆる形態の贈収賄・腐敗の防止を徹底してまいります。

腐敗行為の防止

TOKIUMは贈収賄、横領、利益供与の強要、不正入札等の自己または第三者の職務上の権力や地位を濫用する行為、その他私的な利益のために行われる一切の腐敗行為、或いは腐敗に加担する行為を厳に慎みます。

贈収賄の防止

公務員や民間取引先を含む第三者との間において、当該第三者またはTOKIUMの意思決定を歪める恐れのある金銭・贈答品その他利益の供与・収受をいたしません。

反社会的勢力への対応

企業の社会的責任として、社会の秩序や安全に脅威を与える暴力団、暴力団員、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等、その他これらに準ずる反社会的勢力および団体と一切の関係を持たず、毅然とした対応を徹底します。
TOKIUMは提供するサービスの利用規約、その他全ての取引先等と締結する契約において、暴力団排除条項を必須としているほか、事前の取引先確認を徹底しております。事後的に取引先等が反社会的勢力に該当することが判明した場合、直ちに契約解除を行い、その他必要な法的措置を講じます。
また万が一、反社会的勢力から不当要求を受けた場合、従業員の安全を確保した上で、民事と刑事の両面から法的対応を行ってまいります。

内部通報窓口について

社内において法令違反等に繋がり得るリスクを早期に発見し是正を図るため、内部通報窓口を設けております。当該窓口に通報があった場合には、通報内容および通報者のプライバシーを保護し、通報者の不利益とならないよう最大限配慮した上で、内容に応じて調査の上、是正を行ってまいります。

コンプライアンス研修の実施

従業員のコンプライアンス意識の向上および知識習得のため、各従業員の入社時および全従業員に対し年一度以上、コンプライアンス研修を実施しております。

知的財産の保護

第三者が保有する知的財産権を尊重し、適切に保護します。また、TOKIUMが保有する知的財産権を保護すべく、特許権・商標権等の申請・管理を適切に行ってまいります。なお2023年2月現在、TOKIUMは2件の特許、23件の商標権を取得しております。

ESGデータ

ESG Data

環境

電力使用量・CO₂排出量

2021年度

2022年度

Scope 1 (kg-CO2)

0

0

Scope 2 (kg-CO2)

9,222

10,028

Scope 1+2合計

9,222

10,028

電気使用量(kWh)

20,420 

22,186

1. 係数データ元:https://www.tepco.co.jp/ep/notice/news/2022/1663624_8910.html
2. 対象は株式会社TOKIUMの東京本社オフィス
3. SCOPE2はオフィスにおける電気使用にかかる二酸化炭素排出量
4. CO₂排出係数: 0.452kg-CO2/kWh

社会

従業員に関わるデータ

2021年度

2022年度

従業員数

68

135

正社員数

62

94

非正社員数

6

41

平均勤続年数

2.0

1.6

平均年齢

30

31

従業員における女性比率

38%

46%

ガバナンス

取締役会出席率

2021年度

2022年度

実施回数

-

12

出席率

-

100%